
おばあちゃんの仔羊ロティ。
6月上旬から再開したディナー営業。お陰様で早速たくさんの方にお越しいただいています。
現在はメニューを以前より縮小した厳選メニューでやっていますが、それがあまりにも厳選されすぎていて「選べない…!」と頭を抱える方が多くいらっしゃいます。
そして、そうこうしている内にまた新メニューが登場しているという、アリーのトラップ…。恐ろしい。先週もまた、新たに魅力的なシンメニューが登場いたしました。
それが、こちら。
「仔羊ランプのロティ、グランメール風」

グランメール風とは、おばあちゃんが作るような家庭的で素朴な料理のこと。
仔羊をローストして、それを付け合せのじゃが芋、玉ねぎ、きのこ、ベーコンと一緒にお鍋に入れて少しの時間コトコト…。
この付け合せのじゃが芋、玉ねぎ、きのこ、ベーコンは、塩と胡椒、シェリービネガー等で簡単に焼いただけ。
ですが、自家製ベーコンの燻製の香りや旨味、そして一緒に入れた仔羊の肉汁が移って、何とも味わい深い付け合せに大変身しているのです!(これだけでお酒飲めてしまう。お肉の旨味って最強なんだな、と改めて思い知らされました。)

そして主役の仔羊は、切ると美しいピンク色。パリッと焼いた香ばしい皮目と、しっとりとした中のお肉はずーっと噛んでいたくて、飲み込みたく無いほど。きっと、幸せってこういう味がするんだと思う…。
絶妙に絡み合ったほろ苦くて甘いキャラメリゼソースも、文句なしにお肉と相性ぴったり。
このお料理を存分に楽しむポイントは、お肉にたっぷりとソースをつけて、付け合せと一緒に食べること!
仔羊独特の香りと旨味、そしてお肉やベーコンの美味しい部分を吸ったホクホクの付け合せが口の中で合わさって、もう幸せの極み。(ちなみに私は暫く思考停止しました)

「ちなみにこれ、何gあるの?」
と聞いたところ、
「何gだろう?250g…?300gくらい?ふふふ!」
と、いつも通りの参考にならない答えが返ってきました。これ、かなりボリュームがあるので、大満足すること間違い無し!
「おばあちゃん!ちょっと作り過ぎだよ!」と田舎のおばあちゃんに言ってしまいたくなるようなボリューム感まで、グランメール風ですね。
少し重ためのビールも魅力的ですが、やはりここは赤ワインと一緒に味わっていただきたいです。
少しジメジメとした梅雨の夜、味わい深いお肉と美味しいお酒で幸せな時間を過ごしませんか?