ほろほろ、トロリ。ドーパー仔羊スネ肉の赤ワイン煮込み

こんにちは。まだまだ暑い日は続いていますが、少しずつ秋らしい涼しい風が吹くようになってきましたね。
アリーでも、9月になってから徐々に秋メニューが増えて来ています。そんな中から、今日はこちらのご紹介をしたいと思います。

ドーパー仔羊スネ肉の赤ワイン煮込み。
ドドドン!と骨つきの大きなお肉。まず、見た目だけでもインパクト大ですね。

この大きなお肉を、じっくりと丁寧に煮込んでいきます。だからこそ、仕上がったお肉はナイフが必要ないくらい簡単に、ホロホロっと骨からほどけていきます。ホロホロはしていますが、お肉の中の肉汁や旨味もしっかりと残っているのでトロリと蕩けてなくなります。

そして、ツヤッツヤに輝く赤ワインソースも唸るくらい絶品。
お肉の良い部分をしっかりと凝縮している赤ワインソースはコクがあって濃厚なのですが、後味はスーッと溶けていくような味わい。

「コクがあるのに後味が爽やかなんだけど、何かした?」

とシェフに聞くと

「仕上げにちょこっとだけビネガーを入れたよ」

とのこと!
なるほど。こってりとしすぎていないのは、ビネガーの効果があるからか!と納得です。

また、隣に添えられたマッシュポテトはホクホク滑らかな食感。ほんのりとバターの香りも余韻に残ります。これがお肉やソースとも相性抜群なので、ぜひ一緒に召し上がれ!
最後、残ったマッシュポテトとソースを一緒にパンで拭って食べても最高です。

今の季節にも食べやすいように少し爽やかな味わいになるよう作った仔羊は、赤ワインや黒ビールはもちろんですが、ドライな味わいのお酒もぴったり。

個人的にはフルーティーでドライな味わいのレフ・ブロンドがオススメ。
こちらはシェフ一押しのビールで、ベルギーでの修行時代にほぼ毎日飲んでいたくらい好きなビールなんだとか。

美しく琥珀がかった黄金色のビールは苦味、旨味、酸味のバランスが良く、味わい深い余韻も残るので、仔羊と合わせても素材の味を邪魔せず絶妙にマッチしてくれます。

秋メニューに合わせて新しいお酒も少しずつ入荷しています。今回はちょっと変わった味わいのものもいくつか入れてみたので、色々と試してみてください。

季節の変わり目、皆さま体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。今週も引き続きよろしくお願いします!