
フランスよりキュイス・ド・ラパンが届きました!
今年はまだ例年より暖かいような気がするのですが、さすがに夜はキュンッと冷えるようになってきましたね。
そんな夜は、暖かい所でゆっくりと過ごすに限ります。今日は、寒い日に心も体も温まるお料理をご紹介させていただきます。
それが、こちら。
<フランス産キュイス・ド・ラパンのポトフ仕立て>
(※写真はお一人様用。通常はストウブ鍋でご用意をしております。)

キュイス・ド・ラパンとはうさぎのもも肉のこと。
うさぎ肉と聞くとビックリしてしまう方もいるかもしれませんが、癖は殆ど無く、タンパクで鶏肉のような味わいなんですよ。
今回はしっとりと仕上がるようにラパンだけをコンフィしてから、最後にお野菜と合わせてポトフにしています。

ハーブやスパイスでしっかりとマリネしてからコンフィしたラパンは、噛むと爽やかなハーブの香りが鼻を抜けます。
パサパサした部分も一切無くしっとり。ナイフを入れると自然と骨からお肉が解けてしまうくらい、柔らかく仕上がっています。
一緒にポトフにする野菜はにんじんやジャガイモ、カブなど、根菜が中心。
オーダーが入ってから材料をお鍋に入れて調理していくので、お野菜から余計な水分も出てしまうことも無く、程よい食感を残しつつほっくり甘く仕上がっています。

スープにも素材の旨みがギューっと凝縮していて、それでいてほっこり優しい味わい。
「家ではこんな風に作れない!どうやって作っているんですか?」
そう聞かれることも多く、ついドヤ顔になってしまいます。
こちらのお料理はよく冷えた白ワインや日本酒と一緒にお楽しみください。

<天美 長州山田錦(純米大吟醸/山口県)>
山田錦特有のお米の旨味をしっかりと感じられながらも、天美らしい上品で繊細な味わい。
しっかりと芯は通った味なのに全くお料理の味を邪魔しないので、優しい味わいのポトフにもそっと寄り添ってくれる。そんなお酒です。

ラパンに蝦夷鹿等がメニューに仲間入りし、冬らしいメニュー構成になってきたなあと感じる今日この頃。(ラパンも鹿肉も大好きなので、本音を言うと私が食べたい。)
この後も少しずつメニューは入れ替わっていく予定。内臓系料理等も入る予定ですので、お楽しみに!