
仔牛のアンドゥイエット
12月に入り、一気にギュンっと気温が下がった東京。
寒くなってくると、煮込み料理やオーブン焼きに続いて恋しくなってくるのが、ジビエや内臓系等のちょっと癖になるような味わい深いお料理。
お酒もコクのあるものが美味しく感じてくる季節でもあるので、こういったお料理が本当によく合うんですよね。
アリーでも、仔牛のアンドゥイエットを始めました!

アンドゥイエットとは、モツなどの内臓を使用したソーセージのこと。今回アリーでは、北海道産の仔牛の小腸や大腸、シマチョウなどを使用して作っています。
内臓系のお料理は独特の香りが強いため、3〜4回程茹でこぼして処理をすることが多いのですが、この仔牛のモツは最初から臭みが少なめ…。
あまりに香りが無さすぎてもアンドゥイエットを食べる意味が無くなってしまうので、今回は茹でこぼす処理を2回に抑えました。

ぎゅうぎゅうに詰まったアンドゥイエットはナイフを入れると肉汁がパツンっと溢れ出して、噛む度に肉汁がジュワ、ジュワ、と広がります。ゴロゴロむっちむちの食感もたまりません。
さっぱりと食べやすい味わいなのですが、野性味もふわりと残るので、これはお酒がグイグイ進んでしまうやつです。
マスタードをべったりと付けてお楽しみください!

私も「何が合うかなー」と考えながらわっしわっし試食。ビールは絶対に間違いない。
でも何だか無性に、日本酒が恋しいぞ!
そう思って日本酒が入っている冷蔵庫にダッシュしました!!
持ち出したのはこの2本。

✿鍋島 赤磐雄町(純米吟醸/佐賀県)
✿亀齢 辛口純米八拾(純米酒/広島県)
どちらのスッキリ辛口のお酒。こちらを合わせてみたら、大正解でした。
キリリっとしたキレのある味わいがお肉の脂と溶け合って、絶妙にマッチ。それでいてアンドゥイエットの余韻もしっかりと感じられます。
日本酒好きの方は、この組み合わせはぜひ試していただきたいです。
熱々のアンドゥイエットを頬張りながら冷えたお酒をギュッと流し込んじゃってください。
今年も残り少なくなりました。
美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲み、一緒に楽しい年末を過ごしましょう!