
熱々グツグツ、鴨もも肉のカスレ
2月に入り、まだまだ寒い日が続く今日この頃。
ディナータイムにカウンター越しでお客様と「寒い日ってさ、カスレが食べたくなるよね」という会話をしていました。
わかる、美味しいですよね。と話を聞いていた私もハフハフしながら熱々のカスレを食べる自分の姿を想像してしまって、それから無性にカスレが恋しくなってしまってウズウズ。
それから暫くして、私達の想いがシェフに通じたのか今年もアリーでカスレが登場しました!待ってました!

カスレとは…
フランス南西部ランドック地方の郷土料理で、お鍋で白インゲン豆やお肉等を一緒にグツグツと煮込んだもの。
今回、アリーでは鴨肉のコンフィを使用しています。
低温の油でじっくりと火入れされた鴨肉はしっとりと柔らかく、ナイフを入れると自然と骨が解れてしまうほどホロホロに仕上がっています。
白インゲン豆は豚足、トリップ、トマト等で煮込んでいて、ホクホクとろっとろ。
そしてなんと、今回はここに自家製ベーコンとミニサイズの自家製ソーセージが入っているというミラクル。このゴージャスさ、一体どうなっているの…。

最後はパン粉をまぶしてオーブンでこんがりと焼き上げてから皆様のテーブルへお届け!
熱々グツグツのカスレは食べる前からあまりにいい匂いで、お腹がぎゅるるっと鳴ってしまいそう。
ハフハフとカスレを頬張りながら流し込むお酒は、いつも以上に最高。
カスレと同じランドック地方で生まれたワイン、ご用意していますよ!

✿アンプラント・コリウール・ルージュ/クロ・サン・セバスチャン
(グルナッシュ・ノワール90%/カリニャン10%)
※ボトルのみ
ブラックチェリーのコンポートのような果実香が心地よく広がり、ほんのりスパイスの風味もあり。
ふくよかながらも滑らかな味わいで、鴨肉等のお肉料理とも相性抜群です。
また、赤ワインだけでなく黒ビールと合わせるのも個人的にオススメ。

✿パトラッシュ
きめ細やかな泡立ちで、カラメルのような甘さや苦味を感じられながらもスッキリと飲めちゃう黒ビール。
どっしりと重た過ぎないので、普段あまり黒ビールを飲まない方でも気軽に楽しめます。
冬メニューもラストスパート。
早くもホワイトアスパラが入荷してきたり、少しずつではありますが春メニューに切り替わりつつあります。ぜひ、この冬のうちに美味しい煮込み料理をお楽しみくださいね!